‘沖縄食べ物’ カテゴリーのアーカイブ

海底貯蔵泡盛

2009年9月17日 木曜日

少し前座間味で、水深20mの海底に1年間貯蔵した泡盛を飲ませてもらいました。泡盛は5年以上貯蔵した物を古酒(クース)と言い、基本的に長期間貯蔵した方が味がまろやかになり、美味しい酒とされます。これはウイスキー、ブランデー、ワインなど多くのお酒に共通するところ。1年間海底に貯蔵した泡盛も新酒と比べると、とげとげしさがなくなっていて、同じお酒を陸上と海底で比較貯蔵した物を飲み比べた訳ではないので、はっきりと評価できないのが難しいところです。

普通、古酒を作るには、甕(かめ)に入れて常温で保存し、蒸発した分を仕次ぎという、少し若い酒を減った分追加するという方法を使って保存する場合が多いのですが、瓶詰めした泡盛を常温で保存しても熟成は進むとも言われています。保存にはワインのように厳密な温度管理は不要なのですが、あまり温度変化が激しくない方が良いでしょう。海底貯蔵は、沖縄では大体20度から29度と比較的安定しており、絶えず小さな振動があることも熟成には良いのかもしれません。それより海底貯蔵という事自体に魅力を感じたりします。

ということで、来年飲めるようにと私も海底貯蔵をお願いしてきました。どこに沈められるかは知りません。1年後サバニレースの後に皆で飲みたいものです。

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1年の貯蔵で、瓶にサンゴ(海底生物?)などが付き出します。これも趣。

ポールウインナー

2009年7月12日 日曜日

ポールウインナーというのをご存知でしょうか?先日「秘密のケンミンショウ」というテレビ番組を見ていたら、関西の一部でしか売っていないウインナーソセージで、大阪では保育園のおやつにも出されます。と紹介されていました。「そうそう、昔良く食べたなー。」と思い、今度大阪に帰ったら買ってこようといことで、今回買ってきました。

ビニールに包まれた細くて長さ20cmくらいのソーセージですが、どうも他県では、このようなソーセージは魚肉で作られるようですが、大阪では豚肉、マトン、牛肉を主に作られるところが他県のものと違います。だから大阪では魚肉ソーセージとは別物で、大阪でウインナーソーセージといったら、このポールウインナーを指していました。

10本入りで380円くらいと魚肉ソーセージより気持ち高い目でしょうか?このパッケージの裏には、「伊藤ハム(なんと大手です)のポールウインナーは創業社長伊藤傳三が日本で初めて1934年に開発したポールがたウインナーソセージのロングセラーです。」と書かれています。たしかに戦前からの商品だったら超ロングセラーですね。味は魚肉ソーセージより濃厚です。炒めても美味しいかも。一度関西に行かれたら試してくださいな。ビールにあいますよ。

20090712_PaulWinner

沖縄おでん

2008年12月3日 水曜日

そろそろ内地ではおでんが美味しい季節でしょう。関西ではなぜか「関東だき」と言いますね。沖縄にもおでんがあります。沖縄のおでんの特徴は、てびち(豚足)が入ること。またなぜかレタスが入る場合も多いです。沖縄では味噌汁にもレタスを入れます。これは未だに慣れませんね。
那覇にはおでん専門店がけっこう沢山あるのですが、安里にある「おでん東大」は有名です。
ここは、おでんも美味しいのですが、「焼きてびち」がすごく有名で美味しい。とろとろになるまで圧力釜で煮たてびちをフライパンで表面がぱりぱりになるまで焼きます。ですので、注文して出てくるまで30分くらいかかります。洋食皿にはみ出しそうな、「焼きてびち」が500円から600円(大きさによって値段が違うという良心的な設定)。「焼きてびち」におでんも食べて、ビールと島酒飲んで、一人1500円以内といったところです。

おでん東大の焼きてびち

餃子

2008年11月24日 月曜日

沖縄の公設市場は国際通り近くの「牧志公設市場」が有名だが、他にも農連市場や栄町市場などもある。牧志は有名になったので、観光客目当ての店も多いが、モノレール安里駅近くの栄町市場は、いかにも地元の市場という感じがする場所だ。最近はその栄町市場にも面白い店が増えてきて沖縄リピータに有名になりつつある。
今回は、沖縄フリーク用の雑誌に載っていた「べんり屋」という餃子屋さんに、会社の連れと行ってきた。べんり屋は、市場の商店が閉まった18時からオープンし、基本は持ち帰りなのだが、店の前に折りたたみのテーブルを出して食べることもできる。焼き餃子10個450円、それ以外に蒸し餃子、水餃子、小籠包など450円から500円。ビールはオリオン缶ビールがそのまま出てきて350円(300円だったか?)。こちらのオーナーは中国人の女性。どれもすごく美味しく、横浜中華街なら倍の1,000円くらい取られそう。この日は飲んで食ったつもりが、1人当たり1,500円くらいだった。
次は夕飯に持ち帰りしようと思いました。


これが焼き餃子2人前


水餃子と小籠包

フルーツ

2008年11月18日 火曜日

春先から夏にかけてはマンゴーやパイナップル。これからの季節はシクァサーなどの柑橘系が多く出回るのですが、最近少しづつ注目を集めているのが、ドラゴンフルーツにスターフルーツ。もともとは東南アジアのフルーツではないかと思います。写真のドラゴンフルーツは会社の知り合いからのおすそ分け。スターフルーツは、近くのスーパーの農家直売コーナーで2つ入って198円で買ってきました。味は??ドラゴンフルーツは見た目ほど個性的ではないし、スターフルーツは梨のようと言いますが、私は豊水とかの梨の方が好きです。

クラシックダブルダブルバーガー

2008年10月18日 土曜日

少し前から気になっていた食べ物があります。フレッシュネスバーガーの「クラシック・ダブルダブルバーガー」(740円)です。

口に入らないくらい大きなハンバーガーとホットドッグというのが、私たちの世代が小学校のころアメリカのアニメなどを見て、アメリカに憧れた第一歩ではないでしょうか。マックのビックマックもその憧れをかなえてくれましたが、最近フレッシュネスバーガーの広告を見て、この「クラシック・ダブルダブルバーガー」を知ってから、むしょうに食べたくなり、新都心のフレッシュネスバーガーに行ってきました。コーヒー代も含めると1,000円以上。ちょっと昼ご飯にしては高いのですが、肉汁一杯のパテに満足。東京の目黒に住んでいたころには近くにハンバーガー専門店などもあって2,000円近いハンバーガーもあったのので、それに比べたらリーズナブルということにしておきましょう。

古酒(クース)

2008年3月2日 日曜日

 泡盛を3年以上貯蔵したのを古酒(クース)というのですが。もっと長期間の貯蔵をしたものは、さらにまろやかになるらしい。家でも5年古酒は飲むことは多いのですが、10年、15年となるとさすがに高価になり、なかなか買くことができない。ということで、自分で作っちゃえと思い、5年古酒をさらに寝かすことをしています。泡盛の古酒造りはワインみたいに温度、湿度管理が大変ではないようで、家のなかになんとなく置いていたらそれで良いみたいです。まぁ、「てーげぇー」で良いのでしょう。

とは言いながら、貯蔵の容器は本格的に、南蛮荒焼甕。5升の甕を1万うん千円で買ってきました。中に入れる泡盛は、ここ数年の愛飲のヘリオス酒造の「主ぬーし」。すでに5年古酒なので、10年寝かしたら15年古酒になるということです。(新酒から熟成しないで、ちょっとインチキのような気もしますが、この年になると5年は大きいのです。)

さて作り方。甕の中は水洗いしてから、さらに安い泡盛で洗います。その後、十分に乾かせて、後はどぼどぼと「主」を入れるだけ、5升甕なのに、くちのところまで入れたらほとんど6升入りました。あとはクローゼットにしまって年に1回くらいかき混ぜ、飲んだり、蒸発で減っていたら、仕次ぎという方法で補充します。仕次ぎについては次回。

0301_kusu-1.jpgこれが今回の南蛮荒焼甕と主の5年古酒

0301_kusu-2.jpgどっぷりといれたら6升入った。

ピッツバーグ

2007年11月10日 土曜日

前から気になっていた家の近くのステーキハウスに行ってきた。近くにあったらいつでも行けると思って安心するのか、「そのうち」と思ってなかなか行けなかったりする。

那覇はアメリカ統治の影響もあって、昔から安いステーキ屋さんの多い所。今では石垣牛などというブランド牛も存在するが、伝統的な沖縄のステーキハウスというと、和牛霜降りなんていう上品なものでなく、ポンド計算するような兎に角でっかい肉が基本と思います。

「ピッツバーグ」は、Webを見ると、1962年創業の古い店。値段も40年とは言わないけど、20年くらい据え置いているのではないかと思うくらい安い。200gのヒレステーキがスープ、サラダ、ライス、軽いデザートと食後の飲み物がついて1115円。1/2ポンドのニューヨークステーキも同じセットで1600円という感じです。(1ポンドは今回はパス。なんか自分ちでお肉を買ってきて焼くのが馬鹿らしくなります。)沖縄に住む前は、国際通り界隈のステーキハウスも東京と比べれば随分とリーズナブルと思っていたのですが、やっぱり国際通りは沖縄価格ではないのですね。

1110_yoyayaydhy.jpgこれはお店のHPからのコピー。ジュークBoxが歴史を感じます。落ち着いたお店です。

http://steak.e-pon.jp/pittsburgh/

島唐辛子

2007年8月31日 金曜日

今日は8月31日。東京にいたころは、9月になると「あっー夏ももう終わりだ」と思ったものですが、沖縄の夏はまだまだ続きます。夏好きの私はすごく得した気分です。 

さて、前回書いたコーレグースに入れる、島唐辛子ですが、そのまま醤油に入れてお箸でつついてつぶして辛味を出すと美味しいさしみ醤油になります。この食べ方は、南大東島に行ったときに海人に教えてもらった食べ方。取れたてのまぐろ(キハダ?メバチ?)をぶつ切りにして、島唐辛子入りの醤油で食べると、チュウブ入りのわさびを使うよりは美味しいのです。これは沖縄近海で獲れるまぐろ自体が少しみずっぽいというのを、ピリッとした辛さで打ち消してくれるからかもしれません。

生の島唐辛子を買ったら、冷凍保存しておいて、凍ったままのを醤油にいれても良いですし、コーレグースに入っている島唐辛子を醤油に入れても美味しいです。是非お試しあれ。

0831_aoi.jpg文章とは関係ありません。宮古行きの飛行機から見た座間味島。

コーレグース

2007年8月24日 金曜日

コーレグースをご存知ですか。そう、沖縄そば屋などに行ったら、小瓶のなかに小さな赤い唐辛子が液体に浮いている調味料を見たことがあると思います。島唐辛子の泡盛漬けです。普通100CCくらいの小瓶が500円くらいで売っていますが、自分でも作れるはずだと思い、ネットを探していたら、随分簡単なことが判りました。本当に洗った島唐辛子を泡盛に漬けるだけなのです。ということで、早速市場で250円で買ってきて、奄美大島の黒糖焼酎の(なぜか空き瓶があった)720CC空瓶に島唐辛子を入れ、ここで、泡盛の銘柄にもこだわり、「常盤」とヘリオスの「主5年古酒」を半分づつざばばと注ぎました。というのが1ヶ月前。
今では、泡盛に島唐辛子の赤い色が移り、美味しいコーレグースが出来上がりました。

0824_acaaeo.jpgこれが島唐辛子

0824_acaaeo2.jpg漬け初めのコーレグースです。