2008年6月 のアーカイブ

サバニ帆漕(はんそう)レース2

2008年6月30日 月曜日

カウントダウンで一斉に33艇がスタートを切り、重たいサバニをどうにか海に押しだして漕ぎ出すがなかなか進まない、左から昨年の順位で並んでいるのだが、ずっと右のチームにも追い抜かれていく。実はこのルーヌクスは、旧「ざまみ丸」。「ざまみ丸」のチームは2年前から新しい軽いサバニを建造してから2連勝中で、今年も優勝の最有力候補とのこと。たしかにルーヌクス他のサバニと比べてひとまわり大きくて胴体も太いのです。慶良間海峡を抜けて牛島を通過するまではひたすら漕ぐ。

左手に男岩を見る当たりから風も強まりスピードがあがってきた、同時に波も2Mを越える状態。だけど、がっしりしたこのサバニは、ある程度風が出て、波があるほど力を出すようです。一番北に航路を取ってどんどんと他のサバニを抜いていく。艇だけでなく操舵している宮平さんの腕もきっと良いのでしょう。私はただのエンジンなのでひたすら漕ぐ。特に前島を過ぎたあたりからは波高が2.5から3M近いうねりで漕ぐこともできず、波で横転しないように波をみながら右へ左へとバランスを取るのが精一杯。だけどこのあたりで伴走艇から4位か5位の位置に付けているという連絡があり6人は盛り上がってました。

チービシを過ぎたあたりからはうねりは少し残っているものの風が弱まるという、我々にとっては悪いコンディション。疲れがたまってきているがうねりのせいで漕ぎ手の交代もできないので、そのまま漕ぎつづけるしかないなか、後ろから追い上げてくる黒いサバニにかわされてしまった。向こうは小振りのサバニに3人乗り。ほとんど漕がずに帆走している。このチームはさらに1艇をかわして3位入賞。さらに2艇が後ろから接近してくるがどうにか200-300Mの差を保ってゴール。3時間20分55秒、5位という予想以上の成績でした。

このサバニ帆漕(sailing&padling)レースは2つのカテゴリに分かれていて我々の参加したのは、アウトリガーを付けて良いカテゴリーで、アウトリガーを付けないカテゴリーは古典サバニと呼び、昔ながらの小振りの帆とアウトリガーなしのサバニで争うといういうもの。こちらはトップでも4時間以上の時間がかかっているのでアウトリガーがいかに効果的であるのかがわかります。第2次大戦前くらいまでは、この古典サバニで座間味から座間味の特産物の鰹節や夏になるとスイカを那覇まで運び、那覇からお米などを運んだと言いますからこれは相当大変な物流であったと思いました。さらにこのサバニで何日も航海に出て漁をしていた琉球人もすごい海洋民族であったのだと実感した次第です。

来年も出たいな。。

 スタート1時間後くらい、少しづつぺーすがあがってきたころです。

サバニ帆漕(はんそう)レース

2008年6月29日 日曜日

昨年のブログでも紹介した、座間味から那覇泊港までのサバニレースに今年は参加してきました。よく座間味で泊まる民宿の親父の紹介で、座間味のチームのひとつに加えてもらえることになったのが発端。どうもそのチームは65才以上の高齢者中心のチームで漕ぎ手不足でこまっていたよう。ということで、沖縄本島在住者や遠く内地在住者までを集めた混成チームの結成となりました。練習で1,2回座間味に行かなければならないのかな、と思っていたら、前日に座間味港からスタート地点の古座間味まで船を回すのか練習だと言う、「これで本当に40KM離れた那覇までたどり付けるのか?」と若干不安になるが、「なんくるなるさー、去年は初出場で6位」という言葉を信じて、29日朝8時のスタートを待つことになった。

今回入れてもらったチームは「ルーヌクス」というチーム(船)名で、「ルーヌクス」とは竜(龍)涎香のこと、なんか昔はすごく高価な香料であったそうです。http://homepage3.nifty.com/nishimura_ya/kaito/ryuzenko.htm

これを沖縄方言で「龍(ルー)の糞(クス)」というらしいです。なんかあまり早そうでない名前です。

さてレースは、1艇(サバニ)に最大6名が乗り込み、伴走艇を付けて途中の選手交代は自由というもので、スタートは去年のブログにも書いたが、古座間味ビーチにサバニを揚げて、10メートルくらい手前からスタートの合図で選手がサバニに走りより海に押し出すというスタート。今回の漕ぎ手は10名で6名の先発と交代要員4名の構成です。私はハーリー経験者ということで最初のメンバーとして古座間味ビーチを船に向かって走りました。(続く)

前日に整備中のサバニ前日、整備中のサバニ

 

ビオスの丘ナイトツアー

2008年6月27日 金曜日

先週の日曜日、真栄田岬から帰ってきてから、今度は家族を乗せてまた石川インター近くの「ビオスの丘」という観光植物園?に行ってきた。蛍を見るナイトツアーがあるので申し込んだ次第。どうせ掃除も行き届いていない場末の観光施設を想像していたのだが、それが駐車場に向かう道路の周囲の芝生から綺麗に整理されているし、園内も思いのほか綺麗。うーん、沖縄=ちゅら海水族館以外はいい加減な施設と思っていました、すいません。

さて、ナイトツアーですが、最初に「オキナワスジボタル」とかビオスで見ることができるホタルの説明をしてくれます。その後、園内の川をせき止めた池?をボートに乗って遊覧、ちょうどそのころは19時45分くらい、夏至に近いこの頃の日没が19時20分くらいですから、すこしづつ星が見え出してくる時刻です。池の奥の方に行くと暗さも増し、ホタルがあちらこちらに飛び出します。ガイドのお兄さんは、ライトを点けたり消したいしてホタルを刺激します。すると池の畔の森に新たなホタルが光り出します。ボートを下りてからは、白い布に光りを当てたトラップに集まる昆虫(蛾とコガネムシが多い)を見たり、園内を散策して成虫と同じように発光するホタルの幼虫を見たりして22時15分くらいに終了。少々疲れたけど、なんか楽しかったイベントでした。

 ボート遊覧中

真栄田岬

2008年6月22日 日曜日

22日に座間味に行く予定が無くなったので、21日(土)に会社に同僚と真栄田岬にシュノーケリングに行ってきた。真栄田岬は本島ではシュノーケリングやダイビングポイントで有名なところ。なんか「青の洞窟」というイタリアカプリ島?からパクったみたいなところがあるとかで、観光ポイントになっている。

朝8時におもろまち駅前で待ち合わせて、うちなーんちゅが、まだ金曜日の酒宴の疲れで寝静まっているなかを高速経由で真栄田岬へ40分。本当に朝の8時くらいに出ると道は空いているのです。東京なら6時に出るような感じですね。真栄田岬は波もなく完璧なコンディション。だけど海は珊瑚は死んでいるし、透明度も15Mくらい。北谷の人口ビーチの水に比べると綺麗ですが、離島に比べると物足りないのは仕方がないです。東京周辺の海に比べるとはるかに綺麗なのですが、贅沢になったものです。「青の洞窟」は人で一杯でしたが、人を気にせず、「りゅうきゅはたんぽ」が群れていました。たしかに洞窟の奥から入り口を見ると海水が緑青色です。

ところで、岬から伊江島のタッチューだけでなく伊江島そのもが綺麗に見えました。座間味から伊江島のタッチューが見えたら1週間以内に台風が来るという漁師の言い伝えがありますが、ちょうどフフィリピンに台風6号が出来ているのですね。雨は欲しいけど直撃は避けて欲しいものです。

0622_maeda1.jpg円錐の山が伊江島のタッチュー。水平線上に伊江島が見えています。

0622_maeda2.jpgこれは22日の写真ではありませんが、真栄田岬のポイント。

フルーツ

2008年6月19日 木曜日

前回に書いたように、梅雨時期から夏にかけては果物の種類が増える季節。今回も東村の共同売店、さすがに東村あたりに行くとファミリーマートなどもなく、村のよろずやのような売店が集落ごとにある。(しかし西側の58号沿いにはかなり北部までファミリーマートなどのコンビニがあるのですが)
この共同売店にはその村で採れた果物や野菜が安く売っています。共同売店や道の駅に寄っていったらいろいろ安く手に入ります。
今回の収穫
・すいか 1000円
・路地物のパイナップル 350円
・パッションフルーツ 7個で500円
・島バナナ 350円
・カニステル 100円

0619_kudamono1.jpg

やんばるへ

2008年6月17日 火曜日

今日6月17日はお休みにしてやんばるにドライブに行ってきました。山原と書く「やんばる」は、沖縄本島北部のこと。今日はおまけに梅雨明けで、夏の沖縄らしい青空が広がりました。やんばる東海岸はそのままの名前の東村(ひがしそん)があり、そこに沖縄唯一のコーヒーファームがあると以前から聞いていたので、コーヒーをのみに那覇から片道約100KMをドライブ。ヒロコーヒーファームというその農場は沖縄への移住者向け雑誌ではそこそこ有名でご主人も大阪からの移住者とのこと。なんかハワイでコーヒー栽培を学んで沖縄で農場を始めたらしい。コーヒーはポットに入ったマイルドロースト1人前500円、ドトールのマイルドブレンドの好きな私には(本当はEXCELSIORが好きなのですが沖縄にはありませんので、国際通りのドトールで豆を買ってます)少々薄く感じましたが、やんばるの素朴な感じが出ていてなんか良い感じです。トイレを借りると自宅のトイレに案内されたりして。。持ち帰りの豆はストロングロースト200g、1200円を買ってきました。

コーヒーを飲んでからは、やんばるの道の駅や共同売店を訪ねながら野菜&フルーツなどを仕入れて那覇に向かって南下です。梅雨の季節から夏にかけてはフルーツが美味しくなるのです。これは東南アジアと一緒ですね。このあたりの話題は次回。

0617_hiro.jpgこちらがカフェ。南部の海が見えるおしゃれなカフェとはかなり違います。

泡盛梅酒

2008年6月15日 日曜日

6月になって沖縄でも内地の宮崎や和歌山産の青梅が出回ってきている。うちなーんちゅは泡盛で梅酒を作ると聞いたので、私も作ってみた。レシピはNetで調べて、ホワイトリカーで作る梅酒より氷砂糖を少し少ない目にして500g。泡盛はあまり個性の強いのではなく、すきっとした神谷酒造の南光30度1.8Lに、少し度数を上げるためにホワイトリカー35度を0.5Lくらい追加。3-6ヶ月で飲めるということなので楽しみです。

0615_umeshu.jpg南光とつけたばかりの梅酒(南光は1本550円)

梅雨の晴れ間の座間味

2008年6月8日 日曜日

少し前ですが、またもや、梅雨の晴れ間を利用して座間味に行ってきました。梅雨の時期は風が強くない日が多いので、雨さえふらなければ海も静かで好条件なのです。しかしこの季節の天候は翌日の天候もなかなか解らないくらいです。内地から好条件を狙ってというのは難しいのですが、ここは地の利をいかした那覇暮らし。前日夕方にでもその気になればあちこち連絡して翌朝9時の船に飛び乗れば行けちゃいます。

さてさて、6月は2回の座間味行きを予定しています。1回は会社の連中と日帰りスノーケリング。そして29日は座間味から那覇への帆漕サバニレースに参加予定です。まだまだ座間味通いが続きそうです。

0608_zamami-1.jpg屋嘉比(やかび)島

0608_zamami-2.jpg男岩(波ないでしょう)

今年の梅雨

2008年6月1日 日曜日

例年より2週間も遅く梅雨入りをした沖縄(本島)だが、まだまだ夏に備えて十分な雨が降っていない。先週は曇りと雨マークが並んでいるなと思っていたら、その日になるとそのまま並行移動して、また翌々日から雨の予想というように予想が後にずれていく。と言うのは、沖縄の梅雨は、特に前半は雨が長々と降り続くというよりは、夜に、ざっと雨が降り、結構晴れる日も多い。先週も夕方から夜にかけてに雷雨があった。丁度宜野座からの帰りで高速を走っていたのだが、道路には水が溜まり自然と車の流れが60KMになるくらいの豪雨だった。だけどまだまだ北部のダムは水が一杯になっていない。生活を考えるともう少し雨が欲しいものです。(特に座間味など離島の水不足が心配です)

0601_ginoza.jpg宜野座近くのビーチ。こないだお弁当食べました。