沖縄にはご存じのとおり多くのアメリカ軍基地が存在します。騒音や安全をはじめ基地という軍事そのものを嫌う県民感情も多いのも事実です。その反面基地での労働力需要で県内の雇用の一部を支えていたり(なんと嘉手納基地だけで、日本人従業員が3,300人いるそうです)、基地の貸地収入で潤っている地主も多いそうです。沖縄が愛知県についで、パチンコ屋の人口あたりの割合が多いのは、地主のように働かなくても良い人の人口比が多いからだという人もいます。
このようにいろいろな課題が多い基地ですが、年に1回基地開放という行事があります。先日の7月4日がアメリカフェストと呼ばれる嘉手納基地の開放日で、いろんな問題はあるおはわかるのだけど、一度基地の中に入ってみたいということと、日本国内で初めてF22ラプターを一般公開するということに釣られて知り合いと出かけてきました。「すごく混むよ」と言われていたのですが、ゲート開放の20分前に、道の駅かでな近くの臨時ゲートについたら、10台くらいしか待っている車はいません。車の入場はなにも検査はなくパス。駐車場は、3,700メートルの滑走路に順番に車を止めていくというおおざっぱなものでした。その後、会場に入場するのは空港での検査より厳しいもので、腕時計はもとより、野球帽に付いている小さな金属も反応する検査でした。
F22はさすがに、近寄れないように立ち入り禁止のロープがまわりに張られていましたが、F15などは自由にお障りくださいいう展示で、その他の飛行機や模擬店にいる米軍関係者は思った以上に丁寧にでした。帰りのゲートでは戦闘服姿の警備の軍人が、手を振って深々とお辞儀をしていました。大分訓練されているのでしょうね。